小石の独り言

日々の暮らしを大切に過ごしたい

母の譲れないこと

 

 

こんにちは

 

 

ここの所母の体力が落ちてきてしまい

デイサービスはお休みしています

 

母の介護をしていて思うのですが

認知症とはいえ

自分の身体が思うようにならなくなったら

『こうして欲しい』

とか

『あ~して欲しい〜』

とかあると思うのですが

何度母に聞いても

自分の事で人の時間を使ってはいけないと

神様と約束しているかのように

何も言いません

代わりに

『しあわせです』

『ありがとう』

を一日に何度も言ってくれます

 

娘の私でさえ

もっと色々言ってくれていいのにと

思いますが

母にとってはこれだけは譲れないという

信念のようなものを感じます

 

 

 

私が学生の頃

修学旅行に行った時の母へのおみやげ

四十年以上前のネックレスとイヤリング

母が大切に持っていてくれました

 

 

 

 

好きな音色を好きでいること

 

こんにちは

 

私にも推しがいますが

 

 

推しが傷付いている姿など

見たくなくて

 

 

たくさんの

溢れてしまった悲しみは

止められないのだろうけど

でも誰であっても

自分の理想通りになど

なりはしないのだから

 

家族であっても

手の届かない誰かでも

一緒に歩く事ができないと思うなら

今が理解できなくて苦しいのなら

無理に分かろうとしなくていいと思う

 

私は一度大切だと思った人は

何があっても大切にしたい

私の価値感を決めるのは私だから

 

 

私の世界には必要で

手の届く人を大切にする彼だからこそ

これからも応援したいと思います

 

だって結局好きなので

彼等の音色が

 

 

 

気づけばもう八月ですね

本当に一年があっという間ですが

母の側にいると

なぜか時間がゆっくりに感じます

 

 

 

 

 

母の記憶時計は3秒です

 

 

 

おはようございます

 

 

 

認知症の母の記憶は

だいたい3秒でリセットされます

楽しい事が

3秒で消えてしまうのは

悲しいけれど

痛みや嫌な事も

3秒で消えてしまうなら

そのほうがいいと

楽しい事や嬉しい事は

何度でも感じてもらえば

いいのだから

 

 

私の父と元ですが義理の父の

形見の時計

私が持っていていいのかなと

思う時もありますが

義理の父の時計もうちにあります

娘達のおじいちゃんの時計

大切にしています

 

 

 

 

母の言葉を綴ったら詩のようになりました(28)

 

こんにちは

 

母のひとりごとです

 

      おつきさま

      でてきちゃったよ

      こんばんわって

      いってるよ

 

 

 

 

お月様からも

挨拶がもらえる母です

 

 

昨日は満月

最近は月を見上げる余裕が

ないのですが

月のリズムは気になったりします

月を見ていると

私達にも何かしら

影響があったりするのかなと

思っています

 

装丁とタイトルに惹かれて三十代の頃に購入しました

いまだに時々読み返します

 

 

 

 

 

朝食後の母の一言がかわいいのです

 

 

こんにちは

 

朝食後薬を飲むと

母は毎回

「にがいね」と言います

私が

「薬だからね」と言うと

母が

「じゃあ しょうがないね」

これが毎日の会話なのですが

 

 

今日の母は

 

「にがいね」と言った後に

 

「おとなの味・・・」と一言

 

突然の絶妙な一言に

思わず笑ってしまいました

 

こんな一言が

母のお世話をしていただいている方々が

かわいいと言ってくれる理由なのかなと

思います

 

 

毎日使うお薬クラッシャー

母の薬は

錠剤でもらい家で粉砕しています

手動ですがこれでまあまあ粉状になります

 

 

 

長女が送ってくれたさくらんぼ

 

こんにちは

 

毎日暑い

まだ6月ですよね

 

(母と2人で家にいるのがほとんどなので

誰かに言いたかった)

 

暑がりではない私でも

毎日暑くて

エアコンちゃんと掃除してから

本格的に冷房つけようと思ってたのに

結局できず

家にいるのに何故できないのか

もう冷房使っちゃったし

何かでスイッチが入らないと

動けないのなんとかしたい

 

 

そういえば

私の長女は一日のやる事を決めたら

ちゃんとやる子で

ここまでやると決めた勉強や運動も

終わらないと晩ごはんも食べなかった

 

一度

娘が高校生くらいの時に

「どうやったらそんなふうにできるの?」

と聞いたら

部屋で腹筋をしながら

「継続は力なりだよ、かあさん」

とかっこいい言葉が返ってきた

 

その長女が送ってくれたさくらん

 

 

さくらんぼと炭酸水でつくる

炭酸さくらんぼ作ってみました

 

食べるとジュワッとして

美味しかったです

 

 

 

 

 

坂道のある場所で 【詩】

 

 

【坂道のある場所で】

 

 

住宅地の坂の下

川沿いに並ぶ桜の木

耳を澄ますと聞こえる

坂の上には

たくさんの菜の花

毎年一緒に咲こうと

桜色と菜の花の

鮮やかな黄色が重なる

近い未来に

菜の花の居場所には

新しい道路ができる

あともう少しでいいから

一緒に咲きたいと言っている

桜の木と菜の花の声が聞こえる